目隠しフェンスには、さまざまな種類やタイプのものがありますし、目的や状況によって合う合わないがあります。そこで今回は、目隠しフェンスを選ぶときに知っておきたいポイントについて紹介します。
まず1つ目のポイントは、「フェンスの高さをよく検討する」ということです。目隠しフェンスの高さは、人の視線の高さがどの位置になるのかを基準にして考えるとよいですし、一般的には1.5m以上のものを設置すれば外からの視線を遮ることが可能になります。しかしあまりに高すぎると、日当たりの悪さや防犯面の心配、圧迫感などのデメリットが出てくるため、バランスの取れた高さを考えることも必要です。また、普段の生活で、椅子に座るなど高い位置で過ごすことが多いのか、あるいは畳に座るなど低い位置が多いのかによっても、必要になるフェンスの高さは変わってくると言えます。
2つ目のポイントは、「縦格子と横格子は機能性が違う」ということです。「縦格子」の目隠しフェンスは、縦方向に板材が並べられたもので、通行人などの動いているものの視線を遮る効果があります。そのため、通行人の多い道路に面している場所などに向いていると言えるでしょう。一方の「横格子」は、横方向に板材が並べられたもので、決まった高さからの視線を遮る効果があります。ですので、お隣の庭から見えないようにしたい場合などに向いていると言えます。また、縦格子は雨水や汚れがたまりにくく、横格子はたまりやすい(汚れが目立ちやすい)という違いもあると言えるでしょう。
3つ目のポイントは、「家の外観に合わせる」ということです。機能面だけを考えて選ぶと、家の外観に合わないということもあり得るので、フェンスの素材やデザインがミスマッチにならないかを検討することも重要です。一般的には、洋風の家にはアルミ製や木製、樹脂製のものが似合いますし、和風の家であれば木製や竹垣が合うと言えます。また、お庭の雰囲気によっても合う合わないが変わってくることもあるため、それを含めて総合的に考えることも必要です。