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手すりは年々と高さが変化すると心得る

ユニバーサルデザインの家作りでは、手すりを玄関や廊下に施しますが、すでに取り付けている自宅においてはこのような問題があるはずです。年々手すりを掴むことができなくなりつつあると。この問題は、私の経験上、自分で手すりを取り付けたり業者の方に来ていただいて取り付けた場合起こる問題で、要は手すり自体が高さ調整できず、年々と年を取った方が腰などが曲がり手すりの高さと自分の手の高さが合わなくなってきているということです。

この場合、問題を解決する方法としては2種類あり、1つは自ら手すりを取り付けなおすか、事業者の方に来ていただき再度取り付けを行います。もう一つは、手すり自体が伸縮し長さを調整可能とする物に変更することです。長さを調整できる手すりについては、利点においては自由に高さ調整可能で手すりを利用する方に応じて無段階に調整可能である点で玄関や室内でも設置が容易です。反面、問題においては伸縮自在な手すりは製造している会社自体がノウハウを十分に持ってないと損傷したり機能が著しく損なわれるという問題があります。

ですが、安心材料に介護用伸縮手すりという名目で販売されている商品があり、介護施設でも使用している製品であるという伸縮手すりでは高い耐久性があり、ちょっとやそっとでは損傷することも、著しく機能を失うこともないです。手すり一つをとってもこのようにユニバーサルデザインの外構を作り上げることは難しく固定式の高さ調整できない手すりを取り付けるのであれば年々とその手すりを使用できなくなる可能性も考えなければならないです。

また、スロープと手すりを組み合わせる場合も同様にスロープが車いすに適していた場合、手すりは車いすの高さと合致しているかなどを考えた場合、歩いてスロープを掴む人と車いすでスロープを掴む人2つを取り付けなければならないのです。ただ、両者を取り付けても邪魔にはなりませんので要はどこまでを必要とし、どこまでを許容できるかを考える必要性があるのがユニバーサルデザイン外構です。