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ガーデニングにおいても収納の工夫は大切!

美しい庭、四季の花々があふれる庭をめざしてガーデニングを始めよう…!という皆さま。だいたいのお庭のデザインは、すでに頭の中に描かれていますでしょうか?花壇をここに、花も楽しめる果樹をここに植えて…、という絵になる想像は大変楽しいものなのですが、忘れずに考えておきたいのは、「どこに何を隠すか」という点です。

ガーデニングをしていると、どこをどう飾るか?という、いわば見せる部分の配置ばかり考えてしまいがちなのですが、住宅の中の収納と同様、どうしてもそこに置かざるを得ないものをどうするか、という事も考えなければいけません。具体的には物置小屋があります。農具や家庭菜園の収穫物、越冬中の苗などを置くので、どうしても取り壊して排除してしまうわけにはいきません。有機・エコ栽培を目指す方なら、コンポストや雨水をためるタンクなどもあるでしょう。ところがこういったものの存在感は、往々にして全体的な庭の調和をがたつかせてしまうものです。

小屋やコンポストのせいで画龍点睛を欠く庭になってしまった…という事態を避けるために、庭づくりの前段階として、こういった「隠したいもの」をなるべく隠す工夫をしておきましょう。物置小屋のペンキを塗り替えてみる、コンポストや雨水タンクは深緑色など、なるべく庭の色調に合いやすい暗色のものを選ぶ、といった具合です。

また思い切って庭と物置を完全に離し、同時に視界に入らないようにする配置ができるのであれば、そちらも試してみましょう。物置などを作業・保管スペースとして割りきり、家の反対側に設置すると、往復する面倒さは出てしまうものの、ガーデニングの表現部分である庭の景観を守る事ができます。敷地内を全活用して花々の色どりで埋めるのではなく、移動や花々の世話が容易にできるようなマージン(空白)をうまくもたせて、まずは自分にとって「扱いやすい庭」「ガーデニング作業がしやすい空間」を作り上げる事をめざしましょう。