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和洋折衷で実用性と趣の両方を叶える

我が家は路面から見える外観は洋風な邸宅なのですが、家の中に入って窓枠やサッシのガラス越しに見える風景が和風庭園の工夫を凝らした住まいです。
洋風な生活が好きな夫と和風邸宅に憧れる私の趣味を上手く共存させているのです。
坂の途中に建っている建物のため、門から階段を上って玄関に行けるようになっており高低差があります。その高さを利用して人通りのある路面に向けて弦の草花をカーテンのように下げています。ホヤ(サクララン)のような小さなたくさんの花が毬のように固まって無数に咲いた植物です。ピンクや白の花のカーテンが門の横の塀を数メートルに渡って彩り、歩く人が足をとめてご覧になってます。さらに、門から入ったところすぐに大きなシュロの木があり、洋風の館の雰囲気を盛り上げてくれています。

日当たりが良いこともあり、玄関周りの敷地にはちょっとした家庭菜園のスペースも作り自給自足の生活も。
お花を植えなくても、野菜の花もシーズンになると美しく咲き誇りなかなか見栄えがするものです。
建物の中から見た庭の風景はまた違ったものになっています。
外部からは直接見えないのですがお隣の家との境目に人口の竹垣を一面に張り、ここでグッと和風の空間が出来上がります。
アジサイや南天の木など、赤や緑の植物がとても映えます。
本来は、「鹿威し」や鯉の泳ぐ池も作りたかったのですが、さすがに水の管理が難しくボウフラなどの温床になって近隣に迷惑をかけるわけにもいかずそれは諦めました。
その代わり、飛び石、玉砂利、庭石は配置。

特に玉砂利は良く言われているように防犯対策にもなります。
家の周りに玉砂利をぐるっと敷き詰めているので、家族以外の人が歩けばすぐに誰かが敷地内を歩いていることが分かるからです。
ホームセンターで手軽に購入することが出来、和洋問わずおススメです。
庭石や、植物を植えている花壇の仕切りとしてほどほどの大きさの石を置いていますが、年中庭木の陰になっているためか自然と苔むしてきました。
「苔」は日本庭園では「わび・さび」を感じさせる大切なアイテムですから一段と和風テイストのアップ。
室内の雪見障子をフレームにしたちょっとした和風庭園のテイストを楽しんでいます。